偶然ではない、必然の出会いに感謝
今日は大切な方が亡くなられて、ちょうど1年です。
その方は、ヨゼフ・ピタウ大司教様です。
直接お会いした方ではありませんが、
1996年に開催されたローマの展覧会に、
主人が写真の絵を出品した時、
展覧会の会場になっていたグレゴリアン大学で、
1992年〜1998年まで学長を務めておられました。
その後、教皇庁教育省次官(大司教)まで、
歴任されましたが、
日本を愛し、日本のために祈りを捧げたいと、
日本に帰ってきました。
日本に帰る?と思われれると思いますが、
実は、1952年に一度来日し、
1964年〜は、上智大学で法学を教え、
1968年〜1975年まで、上智大学理事長。
1975年〜1981年まで、上智大学学長。
その後も、日本のイエズス会を支え、
発展に尽くされました。
ピタウ様がご出身のイタリアにおいでになったのは、
ピタウ様の86年間のご生涯で、たった20年ほど。
まして、グレゴリアン大学学長は、6年間でした。
その短い期間に、ピタウ学長より
展覧会に来場された方々から
一番票を多く頂いた作品として、
グレゴリアン名誉作家認定証を頂きました。
それから、ピタウ様は大司教になられましたが、
その後、ローマ法王の道ではなく、
日本に帰化されたのです。
それから、ずっと日本で祈りを捧げながら
生涯を終えられ、昨年の12/26に帰天されました。
以前、外務省の方が賞状のサインが本物かどうか、
ピタウ大司教様に確認された時に
確かに私のサインですと、
おっしゃってくださったそうです。
そして、この作家は、家族3人でアートで、
皆様の幸せに貢献する活動をしていますと
お伝えしたら、ピタウ大司教様から
それは素晴らしい。このような方を
名誉作家として選びました事は本当に喜びです。
ご家族様にもよろしくお伝えくださいと、
有り難いご伝言を頂きました。
それからピタウ大司教様にお会いしたいと
ずっと思っていました。
しかし、願いが叶えられず、大変無念でした。
そんな中、偶然にも今年の9月に
上智大学理事長様とご縁を頂き、
ピタウ大司教様の事を教えて頂きました。
そして何とご縁を頂いた現理事長様が、
ピタウ大司教様の追悼ミサをされたそうです。
本当に偶然の出会いではないように思いました。
ピタウ大司教様が、バチカンの
サン・ピエトロ大聖堂で大司教に叙された時、
紋章には、「全てにおいて愛し、仕えること」
との言葉を記されました。
生涯、出逢う人を愛し、
その全ての方を支え、祈りを捧げ続けたピタウ様。
これからも神様のおそばで、
すべての人に愛をお届けください。
ありがとうございます❤️❤️❤️
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